【実体験】発達障害で障害者手帳を取得した理由とメリット5つ

障害と生きづらさ

🔍 障害者手帳について悩んでいるあなたへ

💡 こんなお悩みありませんか?

  • 発達障害の診断を受けたけど、障害者手帳は取得した方がいいの?
  • 手帳を取ることに抵抗がある…周りにバレたらどうしよう
  • 実際に手帳を持つと、どんなメリットがあるの?
  • 手続きが複雑そうで、何から始めたらいいか分からない

はじめての方は、まず私のプロフィールをご覧ください。
【はじめまして】福祉のプロ×当事者が始める理由

✅ この記事で分かること

  • 私が障害者手帳を取得しようと決めた理由
  • 手帳取得の具体的な流れと注意点
  • 実際に感じている5つのメリット
  • 手帳取得前に知っておきたいデメリット・注意点
バッキー
バッキー

この記事を書いている人
福祉の専門職(社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士・保育士)で、発達障害の当事者として障害者手帳を取得しているバッキーです。職を転々とした経験と、専門知識の両方から、リアルな体験をお伝えします。


1. 🤔【決断まで】なぜ障害者手帳を取得しようと思ったのか

💼 限界を感じた職場での困りごと

⚠️ 仕事を転々とした理由

振り返ってみると、どの職場でも同じようなことで困っていました…

  • 仕事ができない:他の人が当たり前にできることができない
  • 常識的な感覚がおかしい:「なんでそんなことするの?」と言われることが多い
  • 共感性がない:同僚の気持ちが理解できず、空気が読めない
  • 同じミスを何度もしてしまう:注意されても、また同じことを繰り返す
  • 集中力が続かない:長時間同じ作業に集中することができない
  • 気が散りやすい:周りの音や動きが気になって作業に集中できない
  • 複数のことを同時にすることが困難:マルチタスクが極端に苦手

特に辛かったのは…

  • 怒られるのを常に恐れている状態
  • 怒られている内容が理解できていない
  • 脳の処理能力が鈍く、発言力や理解力が乏しい
  • イレギュラーなことが起こると頭が真っ白になる

💡 福祉の勉強で気づいた「自分のこと」

勉強していて「あれ?」と思った瞬間
発達障害について学んでいる時、「これ、私のことじゃない?」と思うことが増えました。

  • 感覚過敏(音や光に敏感)
  • 強迫観念の強さ(一度気になると止まらない)
  • 常にマイナス思考
  • よくないことをずっと考えてしまう(考えたくないのに)

✨ 決断のきっかけ:「この先のことを考えたら…」

転機となった出来事
特定の上司からのいじめが始まり、対人恐怖とうつ病を併発。「このままじゃ生きていけない」と本気で思いました。

👨‍⚕️
専門職からのアドバイス
発達障害の診断や手帳取得は「甘え」ではありません。自分の特性を理解し、適切な支援を受けるための「手段」です。早めに対処することで、二次障害(うつ病など)を防ぐことにもつながります。

2. 📋【手続き編】障害者手帳取得の具体的な流れ

ステップ1:病院

ステップ2:申請

ステップ3:審査

🏥 病院での診断

  • 精神科・心療内科を受診
  • 発達障害の専門医がいる病院を選ぶ
  • 初診時に生育歴や困りごとを詳しく聞かれる

診断書の作成

  • 医師による診断書(手帳申請用)を依頼
  • 費用:5,000円〜10,000円程度
  • 作成期間:1〜2週間

🏛️ 市区町村への申請

必要書類

  • 障害者手帳交付申請書
  • 医師の診断書
  • 証明写真(4cm×3cm)
  • マイナンバーカード等

申請場所

  • 市区町村の障害福祉課
  • 窓口で丁寧に説明してもらえる

⏰ 審査・交付

審査期間

  • 約1〜2ヶ月
  • 都道府県の精神保健福祉センターで審査

等級決定

  • 1級〜3級で決定(発達障害の場合は精神保健福祉手帳)
  • 日常生活や就労への影響度で判定

3. ✨【メリット5つ】障害者手帳を持って良かったこと

💰 メリット1:経済的な負担軽減

🚃 交通費が半額に!

  • JR、私鉄、バス、地下鉄が半額
  • 月の交通費が約15,000円→7,500円に
  • 年間約90,000円の節約効果

🎬 各種施設の割引

  • 映画館:1,000円(通常1,800円)
  • 美術館・博物館:多くが無料または半額
  • 遊園地やテーマパーク:割引適用

⚠️ 重要な注意点
これらの割引制度は自治体によって内容が大きく異なります。お住まいの地域の制度を必ず確認してください。

💡今後の記事予定
各自治体の具体的なサービス内容についても、順次ご紹介していく予定です!

「交通費や施設利用料の割引について、ここでは概要をお伝えしましたが、
2025年最新の割引制度について、より詳しい情報と実際の利用方法については、
**【2025年最新】障害者手帳で使える割引制度まとめ**で網羅的に解説しています。JRの割引拡充など最新情報も含まれていますので、ぜひ参考にしてください。」

💼 メリット2:就労支援が受けられる

障害者雇用という選択肢

  • 自分の特性を理解してもらった上で就職
  • 合理的配慮を受けながら働ける
  • 就労移行支援事業所での訓練も可能

職場での配慮をお願いしやすい

  • 「発達障害があるので…」と具体的に説明できる
  • 医師の意見書も根拠として提示可能
  • 理解のある職場を見つけやすい

🏥 メリット3:医療費の軽減

自立支援医療の利用

・精神科の通院費が1割負担
・月額上限額も設定される
・薬代も軽減される

💸 メリット4:税制上の優遇

所得税・住民税の控除

  • 特別障害者控除(1級・2級):40万円
  • 一般障害者控除(3級):27万円
  • 年間数万円の税金軽減

🛡️ メリット5:心理的な安心感

「逃げ道」があるという安心感

  • 就労継続支援などの制度が使える
  • 一人で抱え込まなくて良い
  • 専門的な相談先がある

💡 ワンポイント解説(支援者として)
障害者手帳は「特別扱いを受けるため」のものではなく、「平等に社会参加するため」のツールです。多くの利用者さんが「もっと早く取得すれば良かった」とおっしゃいます。


4. ⚠️【注意点・デメリット】知っておくべきこと

📅 デメリット1:更新手続きが必要

  • 2年ごとの更新
  • 診断書の再提出が必要
  • 費用:5,000円〜10,000円/回
  • 症状が軽くなれば等級変更や手帳返還も

💼 デメリット2:障害者雇用の現実的な課題

選べる仕事が限られる現状

  • 障害者雇用が増えてきているものの、まだ選択肢は限定的
  • 事務補助、清掃、軽作業などが中心
  • 専門性を活かせる職種は少ない

賃金面での課題

  • 一般雇用と比べて賃金が低いことが多い
  • 時給制や短時間勤務が中心
  • 昇進・昇格の機会が限られる場合も

🤝 デメリット3:周囲の理解不足と価値観の違い

偏見を持つ人もいる

  • 「見た目は普通なのに?」と言われることも
  • 制度への理解不足
  • カミングアウトのタイミングが難しい

価値観の違いによる理解の壁

障害者とカミングアウトしても、以下のような反応をする人もいます:

  • 「気持ちの問題だ」「甘えている」という精神論
  • 「努力すれば治る」という根性論
  • 「普通に見えるから大丈夫でしょ」という外見での判断

よくある勘違い

❌「手帳を持つと就職できなくなる」
⭕ 障害者雇用という新たな選択肢が増える

❌「一度取ったら一生もの」
⭕ 更新時に返還することも可能

❌「3級は意味がない」
⭕ 税制優遇や就労支援は3級でも受けられる

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障害者手帳は社会保障制度の一部です。制度全体について知りたい方はこちら:
【中学生でもわかる】社会保障制度って何?身近な例で簡単解説

障害者支援に関わる福祉の仕事について知りたい方はこちら:
福祉の仕事ってどんなもの?4つの国家資格取得者が本音で語る


5. 📝【まとめ】迷っているあなたへのメッセージ

今日から考えてみて欲しい3つのこと

  1. 「今の困りごと」を具体的に書き出してみる
  2. 信頼できる医療機関を調べてみる
  3. 「生きやすくなる可能性」について前向きに考えてみる

💡 私から伝えたいこと

手帳取得は「ゴール」ではなく「スタート」

手帳を取得したからといって、すべての問題が解決するわけではありません。でも、自分の特性と向き合い、適切な支援を受けるための「最初の一歩」になります。

あなたのペースで大丈夫

私も診断を受けるまでに時間がかかりました。無理をする必要はありません。でも、「今の状況を変えたい」という気持ちがあるなら、少しずつでも行動してみませんか?



💬 読者との交流

「発達障害かもしれない」「手帳を取得しようか迷っている」という方の参考になれば嬉しいです。

🌟 あなたの体験も教えてください!

  • 手帳取得を検討中の方の不安や疑問
  • 実際に取得された方の体験談
  • 「この部分をもっと詳しく知りたい」というリクエスト
  • 職場での困りごとや工夫していること

コメントやメッセージでお聞かせください😊

🤝 あなたは一人じゃありません。一緒に「生きやすさ」を見つけていきましょう!

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