こんなお悩みありませんか?
- 障害者手帳を持っているけど、どんな割引が使えるのか分からない
- 割引制度があるって聞いたけど、実際どのくらいお得になるの?
- 自治体によって違うと聞いて、自分の地域では何が使えるか知りたい
この記事で分かること
✅ 2025年最新の障害者手帳割引制度の全体像
✅ 交通機関・レジャー・公共施設での具体的な割引内容
✅ 実際に利用した体験談と注意点

この記事を書いている人
福祉の専門職(社会福祉士・精神保健福祉士)で、発達障害の当事者として障害者手帳を持つバッキーが、実際に各種割引制度を利用した体験を交えて解説します。
1. 【基本編】障害者手帳の割引制度とは?中学生でも分かる基礎知識
簡単に言うと、障害者手帳割引は「生活負担を軽減する社会の支援制度」です
障害者手帳の割引制度とは、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳を持つ人が、様々なサービスを割引価格で利用できる制度のことです。
なぜこの制度があるの?
障害のある人は、医療費や介護費用などで経済的な負担が大きくなりがちです。また、移動や外出にも制約があることが多いため、社会参加を促進し、生活の質を向上させる目的で様々な割引制度が設けられています。
どんな手帳が対象なの?
- 身体障害者手帳:1級〜7級(1級が最重度)
- 療育手帳:A1・A2・B1・B2など(自治体により名称が異なる)
- 精神障害者保健福祉手帳:1級〜3級(1級が最重度)
重要な変更点(2025年4月から)
2025年4月から、精神障害者保健福祉手帳を持っている人の、JRを含む鉄道運賃の「障害者割引制度」が拡充されます
2. 【詳細編】2025年最新の割引制度
ステップ1:交通機関の割引(2025年4月改正あり)
JR各社
- 身体・知的障害者:5割引(第1種は介護者も対象)
- 精神障害者:2025年4月から新たに5割引対象に!
- 100km以上の乗車で適用
私鉄・地下鉄
- 多くの鉄道会社で5割引
- 地域によって対象の手帳が異なる
- ICカードでの割引対応も進んでいる
バス・タクシー
- 路線バス:多くの地域で5割引
- タクシー:1割引券の配布(自治体による)
- 高速バス:各社で異なる割引率
飛行機
- 国内線:身体・知的障害者は割引あり
- 精神障害者:航空会社により対応が異なる
ステップ2:レジャー・娯楽施設
映画館
- ほとんどの映画館で障害者手帳またはミライロID(障害者手帳アプリ)提示で本人と介護者1人の大人通常料金が1000円に割引されます
テーマパーク・遊園地
- ディズニーランド・ディズニーシー:入園料割引あり
- ユニバーサル・スタジオ・ジャパン:スタジオ・パス割引
- 地方の遊園地:多くで割引制度あり
水族館・動物園・博物館
- 国公立施設:無料または大幅割引が多い
- 私立施設:各施設で異なる割引率
- 介護者も同時に割引されることが多い
ステップ3:公共料金・税金
NHK受信料
- 身体・知的・精神障害者:条件により減免
- 全額免除または半額免除
携帯電話料金
- 大手キャリア:基本料金の割引
- 機種代金の割引
- 家族回線への割引適用
上下水道料金
- 自治体により減免制度あり
- 基本料金の免除が多い
ステップ4:その他のサービス
駐車場
- 商業施設:障害者専用駐車場
- 公営駐車場:料金割引
- 高速道路:ETC割引(要事前登録)
💡ワンポイント解説
割引制度は自治体や施設によって大きく異なります。同じチェーン店でも店舗所在地の自治体の方針により、割引内容が変わることがあります。事前に確認することが重要です。
3. 【体験談】実際に使ってみた/関わった経験
🌟当事者としての体験
JRを利用した遠距離移動 精神障害者保健福祉手帳を持っていますが、2025年3月までは精神障害者はJRの割引対象外でした。しかし4月からついに5割引が適用されるように!実際に片道5000円の区間が2500円になり、通院や就労のための移動費負担が大幅に軽減されました。
映画館での割引利用 地元のシネコンで障害者割引を初めて使った時、一般1,900円が1,000円になって900円もお得に。付き添いの家族も同じ割引が適用されるので、2人で1,800円の節約になりました。「こんなにお得になるんだ!」と驚きました。
動物園での体験 障害者手帳の提示で入館料が無料になりました。通常700円のところが0円。介護者も無料だったので、家族で気軽に出かけられるようになり、社会参加の機会が大幅に増えました。
🌟支援者としての視点
よく見る利用パターン 相談支援の現場でよく聞くのは「制度を知らずに損をしていた」という声です。特に精神障害者の方は、手帳を取得したばかりで割引制度の存在自体を知らないケースが多いです。
利用者さんが躓きやすいポイント
- 手帳の提示を忘れてしまう
- 事前登録が必要な制度を知らない
- 自治体独自の制度を把握していない
スムーズに活用するコツ
- 手帳は常に携帯する(スマホアプリ「ミライロID」も便利)
- 利用前に公式サイトで最新情報を確認
- 市役所の障害福祉課で地域独自の制度を聞く
4. 【注意点・デメリット】知っておくべきこと
利用時の注意点
- 手帳の常時携帯が必要:忘れると割引を受けられない
- 有効期限の確認:精神障害者手帳は2年ごとの更新
- 事前登録が必要な制度:ETC割引など、利用前の手続きが必要
- 自治体による違い:同じサービスでも地域により対応が異なる
よくある勘違い
- 「全ての施設で使える」→ 民間施設は任意のため対応が異なる
- 「自動的に割引される」→ 手帳提示が必要
- 「全国どこでも同じ」→ 自治体により制度が大きく異なる
デメリット・制限事項
- 手帳提示による心理的負担
- プライバシーの問題(周囲に障害があることが分かる)
- 利用できる時間帯や条件の制限がある場合
- 割引率が物価上昇に追いついていない
- 障害者手帳の等級によって割引制度が異なる
5. 【まとめ】効果的に活用するための3つのポイント
- 最新情報を定期的にチェック:制度は変更されることが多いため、年1回は確認を
- ミライロIDアプリを活用:手帳を忘れがちな人にはスマホアプリが便利
- 地域の独自制度も要チェック:市町村独自の割引制度は意外と充実している
自治体別・地域別の特色ある制度
首都圏エリア
- 東京都:都営交通無料パス、タクシー券配布
- 神奈川県:県立施設の入場料減免
- 埼玉県:プールや体育館の利用料減免
関西エリア
- 大阪府:私鉄各社での割引制度が充実
- 京都府:市バス・地下鉄の割引制度
- 兵庫県:県立美術館・博物館の無料入館
その他の地域
- 愛知県:リニモや市営地下鉄での割引
- 福岡県:西鉄グループでの割引制度
- 北海道:JR北海道独自の割引制度
💡地域密着情報
各自治体の障害福祉課や社会福祉協議会で配布している「障害者福祉のしおり」には、その地域独自の割引制度が詳しく載っています。転居した際は必ず入手しましょう。
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読者との交流
💬最後に
この記事が「障害者手帳の割引制度について知りたい」という方の参考になれば嬉しいです。
制度は地域によって大きく異なりますし、新しい制度も随時追加されています。特に2025年4月からの精神障害者への鉄道割引拡充など、大きな変化もありました。
あなたの体験も教えてください!
- 実際に利用された割引制度の体験談
- 「こんな割引制度を見つけた」という情報
- 「この地域の制度について知りたい」というリクエスト
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