こんなお悩みありませんか?
- 保育士として働いているけど、給料が低くて将来が不安
- 「保育士の給料が上がる」って聞いたけど、本当に今後上がるの?
- 処遇改善手当ってもらえるの?どれくらい給料に反映されるの?
この記事で分かること
✅ 2025年度の保育士給料上昇の最新情報と具体的な金額
✅ 処遇改善手当の仕組みと実際にもらえる条件
✅ 現場で働く保育士が実感している給料変化の実態と注意点
この記事を読めば、あなたは保育士として今後の給料アップの見通しを正しく理解し、自分のキャリアプランを具体的に立てることができます。
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この記事を書いている人

福祉の専門職(社会福祉士・保育士)で、発達障害の当事者でもあるが、バッキーが専門知識と現場での実体験の両方から、保育士の給料が今後上がるのか詳しく解説します。
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※本記事は社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士・保育士の資格を持つ私の実体験や専門知識、福祉制度の理解に基づく情報提供です。医学的診断や治療の代替となるものではありません。
1. 【基本編】保育士の給料が今後上がる仕組み 中学生でも分かる基礎知識
簡単に言うと、保育士の給料上昇は「国の政策による処遇改善」です
2024年から保育士の人件費が10.7%引き上げられることが決定しており、これは過去最大規模の処遇改善となっています。
なぜこの制度があるの?
保育士不足が深刻な社会問題となっているためです。多くの保育士が給料の低さを理由に離職してしまい、保育園の運営に支障をきたしています。
国はこの問題を解決するため、保育士の処遇改善に本腰を入れて取り組んでいます。
どんな保育士さんがもらえるの?
実は、思っているよりも幅広い保育士さんが対象になります!
認可保育園で働く保育士さん
→ 一番多いパターンです。公立・私立問わず対象です
認定こども園で働く保育士さん
→ 幼稚園機能も持っている園で働く保育士さんも対象!
小規模保育事業所で働く保育士さん
→ 0〜2歳児を19人以下で預かる小さな保育園も含まれます
企業主導型保育園で働く保育士さん
→ 会社が作った保育園で働く保育士さんも対象です
児童発達支援・放課後等デイサービスで働く保育士さん
→ 障害のあるお子さんを支援する施設の保育士さんも含まれます
要するに「保育士として子どもたちと関わる仕事」をしている人は、ほとんどが対象になると考えて大丈夫です✨
2. 【詳細編】2025年の保育士給料上昇の具体的な内容・手順
ステップ1:国からの補助金増額(公定価格の引き上げ)
保育士の賃上げは2024年4月までさかのぼって行われ、公定価格を引き上げて各保育園への支給額を増やす仕組みになっています。
ステップ2:保育園への予算配分
国から各保育園に増額された補助金が配分されます。ただし、この配分方法は保育園の運営主体が決定します。
ステップ3:実際の給料への反映
保育園の経営者・理事長の判断により、保育士の給料に反映されます。
💡ワンポイント解説
重要な注意点:
引き上げられた分を全て保育士へ配分する勤務先もあれば、そうでない園もあるのが現実です。法的な義務がないため、実際の給料アップには園による差が生じる可能性があります。
【関連記事】保育についてこちらもご覧ください。
保育「10の姿」完全ガイド – 具体例で分かる幼児期の育ちの見つめ方
3. 【体験談】実際の現場で感じた給料変化の実態
🌟当事者としての体験
私が勤務していた児童福祉施設では、処遇改善手当が導入されてから月額で約8,000円の増額がありました。年間にすると約10万円のプラスです。
良かったこと:
- 生活に少し余裕ができた
- 保育士として働き続ける意欲が向上した
- 専門性への評価を感じられた
困ったこと:
- 処遇改善の内訳が不透明で、実際にいくら配分されているか分からない
- 同じ地域でも園によって支給額に差がある
🌟支援者としての視点
現場でよく見る事例として、以下のようなケースがあります:
スムーズに給料アップした勤務先の特徴:
- 労働組合がしっかりしている
- 経営の透明性が高い
- 保育士への説明がきちんとある
給料アップが実感できない園の課題:
- 処遇改善費の使途が不明確
- 基本給に組み込まれて分かりにくい
【関連記事】福祉の仕事の年収について詳しく知りたい方はこちら⇩
【福祉職の給料事情】4つの資格の年収を比較(社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士、保育士)
4. 【注意点・デメリット】知っておくべきこと
利用時の注意点
2025年度から保育士給与の公開が義務づけられるようになりますが、これは透明性向上の第一歩に過ぎません。
よくある勘違い
- ❌「10.7%アップ=給料がそのまま10.7%上がる」
- ⭕「人件費総額が10.7%上がるが、実際の配分は園次第」
デメリット・制限事項
- 処遇改善の配分に法的義務がない
- 園による格差が生じる可能性
- 基本給に組み込まれると昇給幅が見えにくい
5. 【まとめ】保育士の給料が今後上がるための3つのポイント
1. 国の政策による処遇改善は確実に進んでいる
2024年11月に発表された人事院勧告により、保育士等の人件費改定率は10.7%となり、過去最大の改定率となりました。
2025年からは改正子ども・子育て支援法により、保育所ごとに保育士のモデル賃金を公表するよう義務づけられるなど、透明性向上の取り組みも始まります。
2. 今後の給料アップには勤務先選びが重要
処遇改善手当を適切に配分している勤務先を選ぶことで、確実に給料アップの恩恵を受けることができます。
✅ 優良仕事先の見分け方チェックリスト
┌─── 求人情報・面接段階でのチェック ────┐
│ │
│ □ 処遇改善手当の詳細が明記されている │
│ □ 面接時に給与の内訳について説明してくれる │
│ □ 処遇改善の配分方針を公開している │
│ │
├─── 勤務先の運営状況チェック ──────────┤
│ │
│ □ 労働組合や職員会議が活発 │
│ □ 経営状況が安定(定員充足率など) │
│ □ 離職率が低い(年10%以下が理想) │
│ │
├─── 実際の働きやすさチェック ─────────┤
│ │
│ □ 保育士の声を聞く仕組みがある │
│ □ 園長・主任との距離感が適切 │
│ □ 研修制度が充実している │
│ │
└──────────────────────────────┘
3. 自分から情報収集と交渉を行うことが大切
受け身でいるのではなく、処遇改善の詳細を勤務先に確認し、適切な配分を求めていくことが重要です。
📝 給与明細での確認ポイント
┌─────────────────────────────────────────────┐
│ 💡 給与明細チェック項目 │
├─────────────────────────────────────────────┤
│ │
│ 【基本項目】 │
│ ✓ 基本給 ✓ 諸手当 │
│ ✓ 処遇改善等加算Ⅰ ✓ 時間外手当 │
│ ✓ 処遇改善等加算Ⅱ ✓ 賞与・一時金 │
│ ✓ 処遇改善等加算Ⅲ │
│ │
│ 【確認すべきポイント】 │
│ ▶ 処遇改善手当が明確に分けて記載されているか │
│ ▶ 金額が適正か(他園との比較) │
│ ▶ 昇給予定や賞与への反映があるか │
│ │
└─────────────────────────────────────────────┘
🗣️ 勤務先への確認時の質問例
┌───────────────────────────────────┐
│ 効果的な質問の仕方 │
├───────────────────────────────────┤
│ │
│ 💬 「処遇改善手当の配分方針を教えて │
│ いただけませんか?」 │
│ │
│ 💬 「他の職員さんの平均的な改善額は │
│ どの程度でしょうか?」 │
│ │
│ 💬 「今後の処遇改善の予定について │
│ 教えていただけますか?」 │
│ │
│ 💬 「キャリアアップ研修を受けると │
│ どの程度給与に反映されますか?」 │
│ │
└───────────────────────────────────┘
💬最後に
この記事が「保育士の給料は今後上がるの?」という疑問を持つ方の参考になれば嬉しいです。
あなたの体験も教えてください!
- 現在保育士として働いている方の処遇改善の実感
- 保育士資格を持ちながら他業界にいる方の復職への想い
- 「復帰を検討しているけど、実際の給料事情はどうなの?」というお悩み
- 「この部分をもっと詳しく知りたい」というリクエスト
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